
タイトル:
もぎたてチンクルのばら色ルッピーランド メーカー:
任天堂 スペシャルフィーチャー
資本主義は幻想の産物である。今日と同じ明日が続くと信じられるからこそ、人は安心してローンを組み、家を買い、子供を育てられる。その日本経済を支えた二大幻想「年功序列」「終身雇用」が崩れた今、人は何を信じて生きていけばいいのか……。と、そこまで裏読みしてしまうゲームが「もぎたてチンクルのばら色ルッピーランド」である。
「ゼルダの伝説」シリーズに登場する人気キャラクター、チンクルが主人公のアクションRPG。35歳、独身のさえない主人公が、謎の老人に導かれて「チンクル」に姿を変え、しあわせ探しの旅に出た。冒険で稼いだルピー(お金)を泉に投げ入れると、天に向かってタワーが伸び、夢の楽園ルッピーランドに近づく仕組みだ。謎解きや効果音など、「ゼルダ」シリーズのパロディもふんだんに盛り込まれている。
ユニークなのは「ヒットポイント」「マジックポイント」「攻撃力」といった、RPGで定番のパラメータが、すべてルピーに集約された点。ルピーは攻撃力であり、交渉力であり、この世界を司る原理原則である。収入と支出のバランスをうまくとらないと、ルピーが尽きてチンクルは死んでしまう。これほど拝金主義を全面に押し出した、もといシンプルで美しいゲームデザインは珍しい。
「夢の楽園」という幻想を信じて、汗水たらしてお金を稼ぎ、せっせと泉に投げ入れるチンクルは、全国の会社員の写し絵である。金、金、金のその先に、どのようなしあわせを掴むのか……。現実と異なり、タワーは途中で崩壊したりしないが、コミカルさと世知辛さが同居した秀作だ。アクの強いグラフィックも世界観やゲームシステムによくマッチしている。開発は「エンドネシア」などで知られるバンプール。
(小野憲史 / 1971年生まれ。「ゲーム批評」編集長を経て、フリーライターとして活躍中)
メーカーより 35歳独身男。しあわせ探しの旅にでる。
『ゼルダの伝説』シリーズに登場する風変わりなおじさん「チンクル」。
本作は彼がまだ、ただのおじさんだって頃の物語。
さえない毎日を送っていた主人公は、泉で出遭った「ルピじい」と名乗る人物に夢の楽園「ルッピーランド」の話を持ちかけられます。
お金(ルビー)を集めて泉に投げ込んだ者だけが導かれるという夢の楽園。
「ルッピーランド」計画を知った彼は、”ルビーが尽きると命も尽きる”非情な宿命を背負う「チンクル」となって旅立ちます。
●身近で現実的なテーマ「お金」
誰にとっても身近で現実的なテーマ「お金」。
このゲームの主人公チンクルにとって、何をするにも「ルピー」が必要不可欠です。
損得勘定だけを考えて行動すれば楽しめるお金のやりくりRPGです。
●マルチな商才でルピーを稼ぐ
各地で収集した名産品や、自家調合したアイテムの売却益、人助けによる謝礼金、
ボスを倒して入手する戦利金、請負仕事の報酬などマルチな商材を活かしてルピーを稼ぐ!
●伸びるタワー、拡がる地平線
泉に投げ込んだルピーの額に応じて空高く伸びていくタワー。
高く伸びたその頂きからは、より遠くの大陸まで見晴らせるようになります。
ルピーを献金し続ける35歳のおじさんの行く末を案じずにはいられない先の読めない展開が特徴です。
エディターレビュー
資本主義は幻想の産物である。今日と同じ明日が続くと信じられるからこそ、人は安心してローンを組み、家を買い、子供を育てられる。その日本経済を支えた二大幻想「年功序列」「終身雇用」が崩れた今、人は何を信じて生きていけばいいのか……。と、そこまで裏読みしてしまうゲームが「もぎたてチンクルのばら色ルッピーランド」である。
「ゼルダの伝説」シリーズに登場する人気キャラクター、チンクルが主人公のアクションRPG。35歳、独身のさえない主人公が、謎の老人に導かれて「チンクル」に姿を変え、しあわせ探しの旅に出た。冒険で稼いだルピー(お金)を泉に投げ入れると、天に向かってタワーが伸び、夢の楽園ルッピーランドに近づく仕組みだ。謎解きや効果音など、「ゼルダ」シリーズのパロディもふんだんに盛り込まれている。
ユニークなのは「ヒットポイント」「マジックポイント」「攻撃力」といった、RPGで定番のパラメータが、すべてルピーに集約された点。ルピーは攻撃力であり、交渉力であり、この世界を司る原理原則である。収入と支出のバランスをうまくとらないと、ルピーが尽きてチンクルは死んでしまう。これほど拝金主義を全面に押し出した、もといシンプルで美しいゲームデザインは珍しい。
「夢の楽園」という幻想を信じて、汗水たらしてお金を稼ぎ、せっせと泉に投げ入れるチンクルは、全国の会社員の写し絵である。金、金、金のその先に、どのようなしあわせを掴むのか……。現実と異なり、タワーは途中で崩壊したりしないが、コミカルさと世知辛さが同居した秀作だ。アクの強いグラフィックも世界観やゲームシステムによくマッチしている。開発は「エンドネシア」などで知られるバンプール。
(小野憲史 / 1971年生まれ。「ゲーム批評」編集長を経て、フリーライターとして活躍中)
カスタマーレビュー
2008-09-13 【結構長く遊べます】
主人公が35歳独身のおっさんという、いきなり凄い設定ですが、結構ハマります。
世界観はゼルダシリーズにかなり近いです。シリーズをすべてやっている人はニヤリとするシーンがあるかも・・・
主人公はお金が尽きるとその命も尽きます。
なのでお金がすべて、金さえあればなんでもできるというすげえゲームです(笑)
何かを教えてもらうにもお金を払い、物をもらう時も当然お金を払います。できるだけ出費を抑えるために、払う金額をなるべく少なめにしてみたりするのも大事です。
では稼ぐにはどうするかと言うと、落ちているものを拾ってそのまま売ったり、拾ったものを料理して売ったり、困っている人を助けたりします。この作業が単純に面白いです。
キャラクターもユニークな人たちばかりで、エピソードなどを知るのも楽しみの一つです。
戦闘システムは、フィールドにいる敵にぶつかって、煙をタッチしまくるだけという簡単なものです。
体力=金なので、ダメージを食うごとにお金は減っていきます。
そうなって死んでしまわないように、用心棒を雇います。(もちろんお金が必要)
用心棒は使えるのもたくさんいますが、全然言うことを聞かない使えない奴もいますw
でもそういった役立たずでも「用心棒リスト」に追加されていって、説明が読めるので楽しいです。
ダンジョンの謎解きなどもあってとても豊富です。
結構ボリュームありますよ〜。
2008-01-06 【楽しめました】
年末年始にやりきってしまうような、程よいボリュームと難易度で
大変楽しいお正月となりました。
一つ残念だったのは、このゲーム最大のお楽しみでありスリルが凝縮
されている価格交渉の場面で、攻略本を見ることが最適の攻略法と
なってしまった点ですね。
地道にヒントを拾い上げていれば、必ず回答範囲が推理できるような
仕組みになっていたらなお良かったと思います。
2007-11-07 【新しい面白さ】
新しい面白さだと思います。
ルピー=お金なので、最初は皆がお金のことばっか言ってきて気分悪かったですが、
直ぐに慣れました。
個性の強いキャラも、愛着が沸いてくると、かえって可愛いものです♪
でも、攻略を見ないと出来ない部分が多すぎる気が・・・。
ヒントを出すならもっと分かり易くしてほしかったし、ヒント自体も少ないので、
ルピーをもぎとられまくりでした。
攻略は見ずに頑張ろう!と思ったけど、直ぐに挫折しました。
攻略に頼らなければ、きっと序盤でルピーが底をついて、ゲームを投げ出していた
ことでしょう;
ダンジョン自体はそんなに入り組んだものは無かったけれど、この仕掛けを解かないと
進めないという所が多くて、それ自体はゼルダも同じなので楽しいのですが、違うところ
といえば、ゼルダよりも難しい。
ゼルダは例え何か仕掛けがあっても、今までの流れを汲んでいるから解きやすい部分も
たくさんあるのですが、チンクルはそういう流れがないので・・・。
頭が固い大人だからでしょうか、何度も何度も挫折し攻略頼りです。
基本的に攻略は極力頼らずゲームをしてきたので、ちょっと屈辱でした。
最初から攻略とセットで楽しむ意志で臨めば素直に楽しめると思います。
2007-08-17 【新しい試みですが、途中でげんなり】
このゲームはお金を貯めて目的達成を目指すゲームです。
はじめは興味をそそられプレイしたのですが
序盤以降非常に面倒となりプレイ断念しました。
登場人物は基本的に拝金主義という設定であるのですが
いちいち話す事や用心棒を仲間にする、話を進めるフラグを立てるのにも金が必要です。
しかもその金額は目に見えるものではなく、自分で予想して指定するのですが
少なすぎると協力してくれない、多すぎると損してしまいプレイ時間が膨らむなど面倒です。
普通に遊べるようなミニゲームで金を稼ぐようなモードも入れて欲しかったと思います。
2007-08-17 【なかなか良いです。】
久々におもしろいゲームでした。
ゼルダはやったことがありませんが、全く問題なしです。
RPGというより、アクション色が強いですね。
特にボス戦。
お金儲けの一点に絞ったのが、うまく出ていたと思います。
謎解きやダンジョンも、難しいんだけどちゃんと考えれば解けるレベルで、やりごたえあります。
キャラクターの表情や動きも豊かだし、かと言って最近のゲームにありがちな「動きすぎ」感はなく、想像力をかきたてられます。
ただ一点、残念だったのは、セーブが自宅の一カ所でしかできないこと。
中断のような機能もなく、ゲームを終えるには自宅に帰るしかない、という。
携帯ゲームなんだから、その辺はもう少し融通を利かせられると良いかなと思いました。
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