タイトル:赤川次郎ミステリー 夜想曲 ~本に招かれた殺人~
メーカー:マーベラスエンターテイメント
メーカーより
ニンテンドーDSに、「赤川次郎」原作・監修の本格ミステリー・アドベンチャーがついに登場!
都心から電車に揺られて2時間以上かかる奥音里(おくねさと)。
別荘地とはとても云いがたい、鄙びた駅前からバスに揺られること更に30分…
鬱蒼とした木々に覆われた山奥にひっそりと建つ洋館、「野々宮図書館」。
それは地下に図書館を擁する古い洋館だった。
大学教授の紹介でそこに住み込みで働くことになったあなたは、恋人と共に本の整理を始める。
しかし、そこに集められている本たちは、過去に様々な死に関わってきたものばかりであった。
今日も一冊の本を巡り、不思議な事件が巻き起こる・・・。
原作・監修は、日本ミステリー界の巨匠、赤川次郎。死にまつわる本ばかりを集めた『野々宮図書館』を舞台に、
謎の事件が次々と巻き起こる。開かずの間、古びた童話集、誰かに見られている感覚、消えた依頼人、仮面の男・・・
本にまつわる数多くの事件は、2つの物語へ連なり、折り重なってゆく。
主人公は、男女の選択が可能で、より臨場感のあるプレイが可能。
あなたが導くのは真相か、悲劇の結末か。
ニンテンドーDSの2画面を使用したわかりやすいインターフェース。タッチペンでもボタンでも操作が可能。
怪しい文字をタッチする「タッチャブルワード」、人物相関図を見ながら推理できる「トレースシステム」。
ニンテンドーDSならではの見易さ、楽しさを活かして謎を解いていくことが出来ます。
小説を読むように展開していくストーリー。プレイ次第で結末は全く変わり、多様なエンディングが待っている。
辿ったエンディングは本棚に一つずつ収まっていき、まさに本棚を埋める感覚。
謎も殺人も物語も、一つでは終わらない。
想像を絶する謎と戦慄が、あなたを待っている。
美しくも哀しい、赤川次郎ミステリーの世界。
カスタマーレビュー
2008-12-28 【赤川次郎のファンか忍耐力か攻略本がないと】
推理もののゲームにはまったので、レビューの評価の高さに惹かれて買ってみた。赤川次郎の本は一度も読んだことがなかったので最初はわくわくしてプレイしてみたものの、選択によっていくつも違う結末が出てきて、なかなか次の章に続く結末にたどり着けず、イライラしてきた。ネットで攻略を調べてやってみたものの、手が滑って思った場所を選択できずに失敗したときのあの悔しさ、こまめにしおりを挟んだり、セーブしてないとかなり戻ってやり直すことになってしまうので、楽しさよりも面倒臭くなってしまった。間違った選択をしても気軽にやり直すために一つ手前に戻れないのが不便。
赤川次郎ファンか忍耐力がないと攻略本があっても初心者にはかなり難しいと思った。
その中でもよかった点は主人公の名前を好きに変えられるところ。自分と好きな人の名前で遊べたのは面白かった。
2008-12-03 【人物相関図は必要ない】
PS版が良かったので、DS版を購入したが、人物相関図など無駄に変更している部分がある。登場人物表で説明してあるのに、わざわざ人物相関図で表示する必要はないのではないか?PS版では『あとがき』までいけたが、DS版はなかなか最後までたどりつけない。難易度などシステムを変更してあるので、はっきり言って、がっかりした。
2008-11-14 【どうも…】
よく解らないんですが… この作品って明らかに『かまいたちの夜』より優れてますよね? なんだかそれを言うのはタブーな空気がありますが、『かまいたち』の評価が高いのは、このジャンルの先駆者であるからです。無論、その功績には敬意を表しますが…
根本のストーリーが1本の『かまいたち』と違い、ストーリーが1話で区切られ、3話+αが2本収録されてますのでボリュームがあります。個人的な意見では、達成感を満喫する為にはフローチャートは必要ないと思いますし。 BGMも良く仕上がっており、各話グッドエンディングまで辿り着けば何ともグッと来ます。
個人的には『夜想曲』の第1話『真実の行方』が好きですね。周囲…そして自身にも嘘をつき続けていた彼が唯一嘘をつけなかった偉大な存在… 不覚にも涙しそうになりました。
サウンドノベルの原点からズレてきている現在のチュンソフトでは作れない作品でしょうね。
2008-09-16 【期待する方向を間違っていたのかもしれません】
かまいたちの夜のようなものを期待して購入しました。
わくわくしながらプレイしたのですが、ものすごく期待外れでがっかりでした。
選択肢によっては序盤から捜査が打ち切られることが多く、
場合によっては事件が起こる前に終わってしまうことさえあり、
ゆっくり推理に集中できないのはストレスでしかありません(この点について、下部で補足あり)。
ミステリとしてのレベルもそれほど高くなく、
真相はわかっているのに推理をしてくれないという更なるストレス。
また、恐怖もサスペンス的な恐怖はかまいたちなどに比べれば大したことなく、
基本的にホラーの恐怖なのでそちらも期待を裏切られた感があります。
音楽もそれほど怖さを引き立てるようなものではなく、
ミステリだけに絞っても雰囲気は出ていますがレベルは低め。
他、グラフィックなどからも全体的に地味な印象を受けます。
1のクリアと2の序盤までしかプレイしていませんが、とりあえずこれだけは言えます。
純粋に推理を楽しみたいと思う方、つまり本格推理ファンにはお勧めできません。
2008/10/19追記
選択肢について少々説明不足な点を補足。
かまいたちなどにも事件前に終わる選択肢は存在します。
しかしそれらの作品では、詳細はネタバレになるので書けませんが、
明らかにこの選択肢を選んだら終わるだろうな、とわかるような選択肢でした。
しかし、本作においてはそういうものはほんの僅かで、
ほとんどが「え? これで終わり?」と疑問を覚える選択肢なのです。
このような違いから、上記の結論に達しました。
2008-06-18 【文句のつけようがありません】
内容、ボリューム共に大満足でした!赤川orミステリーファンの方は買って損はありません。
エピソード毎に数パターンの結末が用意されていますが、全て見るのが大変なくらいに何度でも考えて遊べるのが良いですね。
物語の内容自体も大変面白くて魅せられます。話が進むにつれて徐々に明らかになってゆく野々宮家の真実に目が離せませんでした。エピローグはちょっとしたサプライズでしたね。
これは赤川氏の原作があるということを初めて知ったのですが、早速原作の方も買って読んでみたいと思います。
2008年2月28日木曜日
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